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皮膚の構造

皮膚はいろいろな細胞が集合した層からできています。それぞれの層には役割があり、それぞれが無くてはならない存在です。皮膚は大きく分けると、外側から《表皮》《真皮》《皮下組織》の3つの層からなっています。表皮は0.2mm以下のきわめて薄いものですが、バリア機能という非常に重要な役割をもっていることが分かっています。表皮の最も外側にあるのは角質層です。角質層は本来は硬いものですが、角質細胞が何層にも積み重なっている積み重なっていて、その隙間を細胞間脂質(セラミドなど)が埋めるという構造をしています。その構造のおかげで、皮膚は物質が通り抜けるのを防ぐことができ、必要な水分を吸収し保持する働きがあります。表皮は、硬いタンパク質である角質細胞で構成された厚さ0.02ミリの角質層を、角質細胞を作り出す工場である基底層、そして角質層と基底層との間に、細胞が角化の発展途上にある有棘層と顆粒層があります。
(上図参考)
このようなバリアを張っている表皮を通り抜け、皮膚の奥へ必要なコラーゲンなどの成分を浸透させるには、その成分を表皮を通り抜けられる分子量以下に小さくしなければならないのです。しかもコラーゲンは、通常分子量5万〜40万の分子量で構成されている高分子の物質であるため、コラーゲンの本 来の構造や機能(効果)を壊さずに、分子量を皮膚の奥まで浸透させることができるように小さくすることが極めて 難しいとされてきました。
本製品は、その難しいとされていた「コラーゲンの機能を壊さず分子量を極小化する」ことに成功した特許製品です 。表皮の下にある「真皮」は、コラーゲンとエラスチンという丈夫で弾力性に富んだタンパク質繊維からできています 。厚さだけで見ると皮膚の大部分を真皮が占めていて、健康な皮膚に張りがあるものも真皮のおかげです。真皮には毛をつくる毛包、皮脂をつくる皮脂腺、汗がでてくる汗腺のほか、血管、リンパ管、神経などが通っています。真皮を 構成する主要な細胞は繊維芽細胞で、膠原繊維(コラーゲン)をつくりだして丈夫で健康な皮膚を形づくっているのです。
年齢を重ねることによって、この大切なコラーゲンの生産が少なくなることが問題で、そのために肌の潤いやハリが失われ、肌の大敵であるシワ・タルミ・クスミなどが現れて来てしまうのです。この不足しがちなコラーゲンを、表皮から補ってやることが非常に大切です。

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